メダカの産卵を観察すると、早朝に行われていることがわかります。
しかもその傾向は多くの個体に見られるようです。
メダカがこのような時間帯に産卵をするのは何かしら理由があると考えられますね。
今回はそんなメダカの産卵に関する内容を中心に書き綴っていきたいと思います。
メダカが卵を産む時間帯
メダカが卵を産み付けるのがなぜ早朝なのか、それはメダカを捕食する生物が眠っている時間帯だからです。
昼間など、水温が上がってくると体温が上がり、活動が活発になる生き物が増えます。
メダカは生態系の中では下に入る部類なので、天敵は数多く存在します。
産卵などエネルギーを消耗しますので、攻撃性もなく移動速度もそれほど早くないメダカは格好の獲物という訳です。
自分が食べられてしまっては卵を産むどころではなくなってしまうので、卵と自分、両方守るために朝に産卵するような習性がついたと言われています。
卵を産ませるには
産卵を刺激するのは光だと言われています。
産卵の様子を観察したいのであれば照明を当てるなどして時間帯をずらすことができます。
メダカの体には体内時計のようなものがあり、それは日照時間で変わると言います。
メダカは早朝に産卵しますので、夜中も照明を当て続ければ産卵を促すことができます。
メスは産卵に適した状態になると卵巣の含まれている腹部の後方が大きく膨らみますので、餌をたくさん与えましょう。
産卵するには栄養が必要なので、餌をたくさん与えることが速く卵を産んでもらうコツです。
栄養が蓄えられ産卵の準備に入ると、お腹が全体的に大きく膨らみ卵をお腹に持つようになります。
卵を持つようになったら、水草に付着させるよりも別の水槽に移した方が安全に育てることができます。
繁殖を目的としているのであればメスの腹から直接採取しましょう。
まとめ
メダカが早朝に卵を産むのは、過酷な生存競争から生き残るための策であることがわかりましたね。
生き物は多くの天敵がいる中で生き残るために何かしらの工夫をしているということですね。
彼らのそのけなげな姿から学べるものは多いと思いますので、参考にしたいですね。