小さくかわいいメダカですが、いつもと様子が違うとすぐに気づくものです。
いつもは元気いっぱい泳いでいるのに、なぜか元気が無い。
泳ぐことすら出来ずに水槽の底で横たわっていたら、気が気じゃありませんよね。
魚類を見てくれる病院はとても少ないです。
そんなときは飼い主さんが全責任を持って、治療に当たらなくてはいけません。
メダカが水槽の底で横たわってじっとしていたら
こうなると、やはり何らかの原因や病気が考えられますよね。
ここで考えられる事は、亜硝酸による中毒症状があります。
水槽のろ過機能の低下やバクテリア等の微生物による分解が十分にはなされていない可能性が高いです。
メダカの糞などから分解されて発生するアンモニア、さらに亜硝酸が毒性を持つため、その中毒となってしまっているのです。
亜硝酸中毒にならないようにするには
亜硝酸自体が毒性を持つため、水槽内に亜硝酸が存在しなければ亜硝酸の中毒にはなりません。
ではどのように亜硝酸を取り除けば良いのでしょうか。
その方法は、頻繁に水換えを行うことです。
水槽内に亜硝酸がたまらないように頻繁に水換えをしてあげれば、亜硝酸中毒にはなりません。
しかし、この方法では、水質は安定しないし、飼い主さんにも負担が大きいですよね。
そこで、バクテリア等の微生物の力を借りるという方法がお勧めです。
なぜバクテリアが居ると亜硝酸がなくなるのか
バクテリアは糞を分解してアンモニア等に分解します。
これと同様に亜硝酸も分解して硝酸塩にしてくれます。
この硝酸塩は毒性も無く、ほぼ無害です。
このバクテリアはろ過装置等に定着します。
なので、水換えのときも、ろ過装置を水道水で凄くきれいにしてしまう必要は無く、逆にあまりきれいにしてしまうと微生物が居なくなってしまいます。
口をパクパクしているのはなぜ?
メダカも人間同様に酸素を必要とします。
人間が肺で呼吸しているようにメダカはエラで呼吸をします。
このエラに流れている血液中のヘモグロビンに酸素を体の隅々まで運んでもらっているのですが、水質悪化によりヘモグロビンに付着するのが酸素ではなく塩素を付着してしまい、メダカが酸欠状態になってしまっているのです。
メダカの飼育に使用する水は十分にカルキ・塩素抜きをしてあげたものを使用するようにしましょう。
まとめ
メダカの体の変化にいち早く気づき、処置をしてあげましょう。
ただ水換えをするのではなく、どのような水をどのような方法でどのくらいの頻度で交換してあげるべきなのか。
飼い主さんがメダカの健康を管理して、長生きできるようにしてあげましょう。