メダカが上に集まる光景を見て、衰弱しきっていると関連づける人は多いかと思います。
食事の摂取が悪く、明らかに元気がないのであれば、それは衰弱かもしれませんが、上に集まるからといって、その理由が命の危険だけにリンクするとは限りません。
逆に水底にいることの方が危険な場合もあるぐらいです。
では、どうして水面に上がってくるのか、その習性を探っていきましょう。
どうして上に集まるのか?
メダカが上に集まり理由の一つとして挙げられるのが、やはり餌でしょう。
人口餌は軽く、浮きやすいものが多いのでどうしても上に集まってしまう習性がついているようです。
水面にいるからといって病気であるとは関連づけられるわけではありませんが、延々と水面を漂っている場合には注意がいります。
必要のない薬を健康状態のメダカに与えてしまっては、かえって悪い状態にさせてしまうだけなので、注意深く観察しましょう。
ただし、寝る時に水面を浮いているメダカもいるので、必ずしも同じ原因が当てはまるわけでもなく、個体差はあるようです。
元来、メダカは水面に集まることが当たり前といったタイプの魚なので、心配のしすぎで色々とメダカに手を加え続けると、それがメダカのストレスになる場合もあるので注意が必要です。
上に集まるからといって焦らず、よく見てみましょう。
水面と餌の関係性
メダカが上に集まり理由に餌があるように、メダカの口は上向きになっているため、餌は水面に集まっている方が食べやすいのです。
水底に餌が溜まってしまうと食べづらく、残してしまうケースもあります。
これを見て、飼い主が食欲不振を疑ってしまうこともあるようです。
また、水底に餌が溜まると水質が悪くなり、メダカの病気に繋がるので気をつけましょう。
人口餌にすると、餌そのものが軽く、浮きやすいのでメダカが上に集まる確率も高くなります。
メダカが上に集まるのは、食事にとって欠かせないポイントと言えますね。
メダカが水底から上がらない場合
メダカが上に集まることなく、水底で延々と佇んでいることがあります。
主に睡眠時にこうした行動が見られるのですが、ジーッと水底で動かない場合こそ、危険のサインといえます。
基本、メダカは水面で活動します。
そうした習性があるにも関わらず、延々と水底にいるようであれば、疑うべきは病気か衰弱になります。
表面上になにかしらの変化がないかをチェックしましょう。
ただし、水面に上がらない理由として、ただ単純に水質が悪いからという理由もあります。
水面に餌が浮いて汚いがゆえに、逃げるように水底を選んでいるだけかもしれません。
どちらにしても、深い観察を必要とするでしょう。
まとめ
メダカが上に集まる理由についてまとめました。
水面に浮かんでも、水底に佇んでいても、病気だけが理由ではないというのは、メダカの飼い主として頭に入れておいていい知識かもしれませんね。
どの理由にも言えるのは、餌が浮きやすく、水質の清潔さを保つことが、大切ということでしょうか。