丈夫な体と比較的穏やかな性格で、飼育しやすいことで知られるメダカですが、これが産卵となると一筋縄ではいかないようです。
卵を産むときに注意することは?どのような場所がいいの?などいろいろな問題が浮かんできますね。
また、稚魚から成長していくメダカが好む食べ物はどのようなものでしょうか。
メダカの産卵と食べ物について
一般的に春から夏にかけての季節がメダカの産卵に適しており、これは水温と日照時間がポイントになることを示しています。
産卵の適正温度は25℃~28℃、日照時間は約13時間~14時間を必要とするため、この条件を満たすのは、必然的に春から夏への季節ということになります。
雑食性のメダカは、基本的に何でも口にします。
もちろん、専用のエサも用意されていますが、家庭ある食べ物で対応することも可能です。
産卵させる場所と注意点
メダカの卵を産みつける場所を産卵床と呼びますが、卵の状態が分かりやすいオススメの産卵床があります。
一つは、メダカの養殖場でも使われている「シュロ皮」です。
茶色をしているため、産卵後の卵が見つけやすく、くわえてメダカの飼育に適している弱酸性の水質にしてくれます。
もう一つは、「ホテイアオイ」という水草です。
リーズナブルな価格で求めることができ、産卵しやすいと人気のアイテムです。
きれいな紫色の花が咲くため見栄えの良さも評価されています。
注意点としては、産卵後の親メダカと卵を別々にすることです。
これは、産んだ後の親メダカにとって卵は、エサとして認識されるためです。
ためらうことなく食べるため、すぐに離すことを心得ましょう。
何でも食べる・・・野菜もOK?
何でも食べるメダカですが、シンプルでもっとも多く用いられているのが人口エサでしょう。
半生タイプや乾燥タイプなどさまざま用意されており、初心者も簡単に取り扱えます。
ショップで気軽に購入でき、比較的長期の保存にも対応する点もメリットです。
もともと自然の中で生息していたメダカは、生きているエサも大好きです。
ミジンコや糸ミミズアカムシなどが挙げられます。
ミジンコ以外はショップで購入できますが、保存管理が必要なこと、与え過ぎは水質の低下を招くことがあります。
家庭ある食べ物をエサとすることは可能です。
ゆでた卵の黄身は、メダカが好んで食べると知られています。
だし汁用の昆布や乾燥野菜を摩り下ろしたもの、鰹節の粉もエサとして使用可能です。
しかしながら、すぐに水の質が悪くなるため、メダカの健康に影響をあたえる可能性も含んでいます。
普段のエサがない場合の緊急時に用いるくらいが良いでしょう。
まとめ
今回は、メダカの産卵や食べ物について見てきました。
飼うことはできそうでも、産卵はちょっと大変そうでしたね。
だからこそ、孵ったときの感動が大きいのでしょう。
食べ物として野菜も大丈夫でしたが、ここはやはり、メダカが良く食べる好みのエサを常に置いておきましょう。