水カビはフワフワした綿のようなものです。
わたかむり病とも言います。
表皮に水カビが付着し、細胞を破壊します。
白い綿が付いているように見えるのか特徴です。
卵に白い綿?孵化しない
メダカの卵が孵化するのに日数がかかりすぎると、白い綿のようなカビが卵についてしまうことがあります。
この場合は、卵自体が亡くなってしまっているので、孵化することはありません。
- 水温が適温より低いために、卵の孵化が遅れる(適温24~26度)
- 接合していない卵
の2点が原因となります。
カビの卵はどうしたらいい?
そのままにしておくと、元気な卵にまでカビが移ってしまうので、見つけたらすぐに、取り除く対策をしましょう。
ピンセットを使うと取りやすいですが、手で直接とっても大丈夫です。
水はそのまま?どうすればいいの?
一度カビの生えてしまった卵が入っていた水は、白カビの菌がいます。
そのままにしておくと、元気な卵にカビが移ります。
水は捨てましょう。
カビを予防するためには対策が大事
- 水道水を使い、適度に水を換えて卵のカビを防ぐ
なぜ水道水なのでしょうか。
水道水のカルキが生体にダメージを与えることは、誰でも知っていることですが、メダカの卵に関しては違うのです。
カルキは滅菌目的で使用されているため、当然、カビ菌を増殖させない効果があります。
卵の段階ではカルキ入りの水に入れても悪い影響はないのです。
つまり、水道水で卵を雑菌やカビから守ることができるのです。
ただし、環境によって違いますが、カルキはだいたい1~2日で抜けてしまうので、水の交換が1~2日で発生します。
薬で治療もあるけど実は塩も万能薬
塩水浴とは水中の塩分濃度を本来のメダカの体内の塩分濃度に近づくように水の浸透圧を変えることです。
ではなぜ病気の治療にも効くのでしょうか?
塩水浴は薬ではありませんので、全ての病気に効くというより、細菌を弱らせてメダカの体力回復を助けながら病気から回復させるという考え方のほうがいいですね。
まとめ
日々の観察が、早期発見につながります。
餌のやりすぎで、餌が腐ってそこからカビが発生する場合もあるので、気を付けましょう。