メダカ(目高)。

日本では、体のわりに目が大きく上にあったため「メダカ」と名付られました。

メダカ 絶滅 対策 原因

消えた「メダカ」の名前「キタノ」と「ミナミ」に

昔から親しまれてきた「メダカ」。

その名前が正式な日本魚名リストから消えてしまいました。

2012年に日本産の“メダカ”は「ミナミメダカ」と「キタノメダカ」の2種に分類されましたが、違いは、ミナミメダカはオスの背びれの切れ込みが深いのに対して、キタノは浅いことです。

さらに、キタノは体の後ろに濃い網目模様があるのに、ミナミにはないという2点です。

メダカが絶滅危惧種に

1999年2月にRDB(日本で絶滅の恐れがある野生生物)の絶滅危惧種2類に指定されました。

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絶滅の最大の理由

  • メダカの最適な生息地は水田でした。でも、全国的に水田は整地され、メダカが住める 環境である、流れが緩やかな用水路、小川、池、沼が無くなり、エサであり、産卵場所である、 藻、水草がなくなってしまったのです。
  • 稲の病気・虫の退治のため、農薬散布をします。そのおかげで米の収穫量は増えました。さらに、草刈も大変な作業のため、除草剤も使われます。直接かかってしまうと、メダカは亡くなってしまいます。
  • メダカの新しい敵、カダヤシが現れたのです。カダヤシは、卵・稚魚を食べてしまいます。そしてメダカの産卵場所である藻なども食べてしまいます。増殖力も強く、産卵場所がなくても、卵胎生のため卵ではなく、直接稚魚として生まれてきます。生まれてきた稚魚は卵や藻を食べてしまいます。
  • 肥料は稲にはなくてはならないものです。その肥料が現在、化成肥料となりその成分が水を汚染し、メダカを消してしまうのです。
  • 生活排水もメダカに影響を与えていました。たくさんの洗剤を含んだ汚水が各家庭から排水されていたのです。

まとめ

生息環境の改善や増殖などによって、個体数の増加を目指していくことではないでしょうか。

そして、観賞用のメダカを川に放流するようなことはやめましょう。

野生のメダカは前にいったように絶滅危惧種になっています。

飼っているメダカを川などに放すと、野生メダカと交配してしまい、野生メダカが減り、将来絶滅するかもしれません。

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