家庭や小学校でメダカを飼うと、いつの間にか産卵していた!という経験をされた方もいるかと思います。

ですが、子メダカの誕生をいくら待っても孵化しない…という経験がある方も多いはず。

実はメダカは、繁殖力は旺盛でも孵化までに注意が必要な魚なんです。

メダカを無事孵化させるためのキーワードは“メチレンブルー”。

基本知識から使い方などまとめました。

メダカ 有精卵 メチレンブルー

産卵から孵化するまで

飼育が簡単な印象のあるメダカですが、実は産卵から稚魚が孵化するまでが大変いうことはご存知でしょうか。

メスのメダカが産卵したあと、なかなか稚魚が孵化しないのは、卵がカビてしまうのが原因です。

卵の防カビ対策ですが、水をこまめに取り換えたり卵の粘り気をとったりする等様々ありますが、メチレンブルーも防カビ対策に効果のある手段です。

メチレンブルーの正しい使い方を知り、より確実に卵を孵化させましょう。

メチレンブルーとは

メチレンブルーとは、鑑賞用の魚に使われる薬品の一種です。

観賞用の魚がかかりやすい白点病や尾ぐされ病などを治療する薬で、水に溶かして使用します。

魚毒性も少なく、薬に弱い魚にも使えるので稚魚にも使用できます。

ホームセンターでも販売され、値段も1000円以下の物がほとんどなので手に入れやすい薬ですね。

使用用途は病気の治療の他に、水カビ防止の効果もあります。

また青色の着色で無精卵が真っ青に染まるので見分けがつきやすくなります。

無精卵はカビが発生する原因の一つなので、有精卵・無精卵の見分けができればよりカビの発生を防ぐことができます。

そのため、メチレンブルーは防カビ対策に有効な薬と言えるでしょう。

スポンサードリンク

効果はある?

魚の病気用の薬とは言え、メチレンブルーさえ使っていれば大丈夫といったわけではありません。

メチレンブルーの使用はあくまでも防カビ対策の一種として考えてください。

防カビで大切なのは水の清潔さですので、水の取り換えとメチレンブルーを併用してみてください。

使い方

メチレンブルーは水に溶かして使いますが、濃度は水がうすく青色になるくらいで大丈夫です。

分量にすると水40~80ℓに対して10㎖とされている通り、だいたいの分量でつかう薬なので水がうすく染まるぐらいという認識でOKです。

あまり濃くすると有精卵も青く染まってしまうので注意してくださいね。

ちなみにですが、着色した青色は水を取り替えれば落ちますのでご安心を。

まとめ

メチレンブルーの使い方についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

せっかく産卵してもうまく孵化しなければ悲しいですよね。

産卵後はこまめに気を配って孵化させてくださね。

スポンサードリンク

スポンサードリンク