メダカを飼育している人ならば、度々目撃することがあるのが、背骨が曲がるといった現象です。
病気などの様々な原因が挙げられていますが、本当はどういう意味があり、健康状態には問題がないのか、理解を深めていきましょう。
背曲がりと原因
メダカの背骨が曲がる現象を「背曲がり」と呼んでいます。
今まで普通に飼っていたメダカが、突然背骨がぷくっと突出したり、ヘコんだりします。
一見して痛々しく見えてしまう現象にも、理由があります。
単純に老化をしたという場合や、事故によって背骨が曲がってしまうなど、原因は様々あるため、一つに限定されることはないでしょう。
また、背曲がりをするメダカは、主に尾ひれがひし形となっているヒカリ体型に多く見受けられます。
ストレス
メダカの背骨が曲がる理由の一つに、ストレスが挙げられます。
飼育環境が悪く、狭すぎる水槽や餌などの不満など、ストレスの原因には様々なものがありますが、そうした不満が蓄積されて、身体に変化を起こすというものです。
よほど窮屈な環境にならない限りは、背曲がりに影響することはありませんが、しっかりとメダカのことを配慮した環境を提供してあげるのも、飼育する側の努めと言えるでしょう。
遺伝
メダカの背骨が曲がるもっとも多い理由の一つは、遺伝です。
間違った交配を繰り返した上で、こうした背曲がりをしたメダカが産まれてしまいます。
遺伝子によって産まれた子もまた、背曲がりを持ってしまう可能性があるので、できるだけ交配を避けることが望ましいでしょう。
栄養不足
メダカも生き物なので、栄養が偏ると身体を崩します。
その変化の一つが、背骨が曲がるという形で浮き彫りになるとも言われています。
主にビタミン、リン、マグネシウム、ビタミンDの欠乏から、こうした状況に陥るようです。
きちんと栄養を与えて、体調管理をしてあげましょう。
まとめ
メダカの背骨が曲がり原因について、まとめました。
原因は様々ですが、遺伝以外は生活環境をどうにかすれば防げることですので、飼っているメダカの環境の場を今一度見つめ直してあげるといいでしょう。
また、たくさんのメダカを飼っていて、その内の一匹が背曲がりをしているのでしたら、できる限り隔離させてあげた方が、産まれてくる子のためでもあるかもしれませんね。