メダカは繁殖力が強く知らぬ間に増えていたという人も多くいます。
そのため繁殖だけなら簡単なのですが、管理となると繁殖力が強いため容易ではありません。
下記ではメダカの繁殖について記すと同時に管理法についても言及していきたいと思います。
メダカの繁殖時期と時間について
メダカは住んでいる地域にもよりますが、大体水温が20℃前後になりますと活発に共寝し繁殖を行います。
日照時間も関係あり、室内で飼育する場合日照時間13時間、水温20度前後を基準として、照明の時間やヒーターなどの温度管理を行ってください。
案外丈夫で融通の利く魚であるため、それほど厳密に管理しなくとも大丈夫です。
メダカの管理について
繁殖ができる環境が整ってもメダカ自体の観察を怠ってはいけません。
メダカはせっかく産卵しても産んだ卵を食べてしまうことがありますので、産卵用の水槽を用意する必要があります。
また、産卵に適したメスがいても適切なオスに巡り会えないため卵を体外に出すことができず、腹部をパンパンに膨らまして亡くなってしまう病気があります。
それは過抱卵病という病気です。
メダカを飼うのに慣れていない人が少数でメダカを飼育した場合に起こしやすい病気です。
メダカにも相性がありますので、飼い慣れていないうちはなるべく多くのメダカを飼うことをお勧めします。
メスはオスがいない状態でも10日もあれば過抱卵になってしまう可能性があるので、あらかじめメスよりも多くのオスを用意しておくのが無難です。
メダカの繁殖準備
繁殖を始めるにあたって以下のようなものを用意する必要があります。
- 健康な雌雄のメダカ
- 産卵用の水槽
- 孵化用の水槽
- 稚魚の餌
- 産卵巣
基本的にはこの5つのものがあれば大丈夫です。
案外少ないと思いますが、繁殖にはそれほど大掛かりな設備や装置は必要ありません。
卵を産み付けやすいものとしては水草のホテイアオイという品種がおすすめです。
なるべく根の茂ったものを選ぶとよいでしょう。
あまりに茂っているとメダカが絡まる可能性があるので、水槽のスペースを考量しながら用意してください。
自然のものでもよいですが、雑菌が大量についていたり、敵対生物の卵が産みつけられている可能性がありますので十分気を付けて設置してください。
まとめ
メダカの繁殖を行うにあたって余計な設備の設置は極力避けましょう。
また卵を食べてしまったり、病気で母体が亡くなってしまうこともあるので、リスクがあることをきちんと頭に入れ、楽しくメダカを繁殖させ、飼育を楽しんでください。