小さいメダカさん、とても可愛いですね。
毎日見ていると少しの違いにも気付きます。
そんな中で、体に何かキラキラと光るものを見つけることってありませんか?
これは何かな?とちゃんと見てみると、体の中の一箇所だけ、他の部分と違うキラキラを見つけることがあります。
これって一体なんでしょう?
なんで一部分だけキラキラするの?
キラキラする部分を見てみると、鱗が剥がれているように見えます。
鱗が剥がれているために他の部分と違って見えるのでしょうか?
それは違います。
キラキラしているのですから、やっぱり鱗なのです。
鱗も剥がれていないので病気でもありません。
ではなぜそこの鱗だけキラキラして見えるのでしょう?
キラキラ鱗の正体は?
メダカの鱗の中にも色々な色があり、その中の一つにキラキラ鱗があります。
どうしたら鱗の色が決まるのでしょうか。
それには色素胞と呼ばれる樹状の突起を持つ細胞があります。
この色素胞内には色素顆粒と呼ばれる球状のものがあり、メダカなどの魚類はこの色素胞の動きで体色を変化させるいわゆる保護色をまとうことができます。
キラキラ鱗と色素胞の関係は?
メダカの色素胞の種類は4種類あります。
黒色素胞、黄色素胞、白色素胞と虹色素胞です。
黒色素胞と黄色素胞は光吸収性の色素胞で、特に黒色素胞は体色変化に大きく関係しています。
白色素胞は光散乱性色素胞と言われ、色素物質を含んでいないが、広い波長域の光を散乱する細胞を持っています。
虹色素胞は光反射性色素胞と言われ、この中でも銀色虹色素胞は黒色素胞と黄色素胞とは無関係に分布し、皮膚の虹色素胞は皮下の粗な結合組織に位置しています。
このようにメダカの色に色素胞は深く関係しているのです。
しかし、体の一部にキラキラの鱗がある、ラメのようなものは突然変異によるものが多く、この色素胞とは直接関係はないようです。
キラキラ鱗ラメの作り方は?
キラキラなラメの鱗を持つメダカ綺麗ですよね。
どうしたらラメのあるメダカになるのでしょうか。
それは、ほぼ遺伝と言われています。
突然変異もありえますが、ラメ同士を掛け合わせるとラメの子が生まれる可能性が高いようです。
これに色素胞をコントロールすることで、様々な品種のメダカを生み出すことができます。
まとめ
キラキラ鱗を持つメダカは、鱗が剥がれてなければ病気ではなく、ラメ入りの美しいメダカということです。
また、このラメ入りメダカを増やしたい時には、ラメ入り同士を掛け合わせてあげると確立は高いです。
また、色素胞をコントロールすることで、多くの色のメダカを生み出すことができます。