飼っているメダカの水槽に、ある日突然、小さな黒い生物が発生することがあります。
そのままにしておくと、次々と数を増やし続ける、この謎の存在はどこから来たのでしょうか。
また、メダカには危害を加えることはないのでしょうか。
今回は、メダカの水槽に発生する黒い生物の正体に迫ります。
発生源は水草・黒い正体は貝
水槽に発生する黒い生物の正体は、モノアラガイやサカマキガイなどの淡水性の巻貝です。
特別メダカ本体に危害を加えることはありませんが、増えていく力が強く3日~4日で3桁にも上ります。
発生の原因は水槽に入れる水草に付いてきた卵や稚貝、親貝が挙げられます。
スネールと呼ばれる巻貝
水槽内に発生する、モノアラガイやサカマキガイなどの巻貝をスネールと呼び、黒い色で触覚を持ち、体長は数ミリ~1センチ程度です。
メダカを含め他の生物に害を与えることはなく、ガラス面に付いたコケや食べ残しのエサを分解します。
「水槽内の掃除屋さん」といった有益なイメージも持てますが、水草を食べる点や、水質の変化に加えて、なんといっても水槽の見た目の悪さというデメリットがあります。
スネール対策と駆除方法
メダカを飼っている水槽にスネール、黒い巻貝を発生させない一番の対策は、水槽に持ち込まないことです。
取り扱っているショップでも配慮はなされているのですが、完全にとはいかない場合もあります。
卵はゼラチン質て包まれて見つけにくい場合があり、目で見える大きさになった時点で個々に駆除をおこないます。
稚貝が卵を産めるようになるまで7日~10日ほどかかるため、増加を抑えるのはこの期間が勝負です。
基本的な駆除方法は、「地道に手で取る」、目についた黒い巻貝をコツコツと駆除します。
また、貝を食べる生き物を用いることも有効な方法です。
有名なところでは、トーマシーなどのシグリット系の魚や貝を食べる貝のスネールキラースネールが挙げられます。
トーマシーは、スネールに対してとても効果がありますが、メダカにも危害を加えるため、一時的にメダカを離しておくことがポイントです。
まとめ
今回は、メダカに水槽に発生する黒い生物について見てきました。
正体は淡水生の巻貝で、メダカに害を与える生き物ではありませんでした。
手に負えないほど数が増えた場合には、水槽内をリセットするしかないため、可能な限り取り除きましょう。