メダカといえば「室内で飼う魚の一種としては家庭でも手に入りやすい」といったイメージの方が多いかと思います。
小学校では教室で飼育したりするなど、手軽に飼える印象もありますよね。
一方ランプアイもメダカ同様、室内魚としては手軽に飼えるといった理由からメダカと一緒に飼う方も多いようです。
正しい飼育方法でメダカとランプアイを混泳させましょう!
メダカとランプアイは別種類の魚
メダカはダツ目メダカ科に属する魚で、ミナミメダカとキタメダカの2種類に分かれています。
一方ランプアイとはアフリカンランプアイと呼ばれる魚で、カダヤシ目カダヤシ科に属する熱帯魚です。
かつてメダカ目に分類されていたことからメダカと同種と認識されやすいのですが、分類から見たら実は別の魚です。
メダカの飼育
メダカ飼育の水温は20~25℃ですが、適応温度の幅は広いのでそこまで神経質にならなくても大丈夫です。
水の深さは15~25㎝くらい、川の環境に近い深さがベストとされます。
また太陽の光で体の除菌をしたりビタミンを形成したりするので、日光が当たる場所で飼うのも大事なポイントです。
その他、川に生息するメダカは強い水流に弱いので、エアレーションの水流をできるだけ弱くするといいでしょう。
ランプアイの飼育
ランプアイの飼育水温は23~27℃です。
軟水を好み水質の変化に敏感なので、水合わせは慎重に行いましょう。
また水に慣れた後も水質やphを安定させるようにすると尚良しです。
水の深さに注意点はありませんが、中層~上層を泳ぐので、水槽内の環境に慣れないうちは水槽から飛び出してしまうこともあります。
慣れるまではガラス蓋をしておくと安全です。
混泳するためには
ランプアイは大人しく臆病な性格です。
大きな魚や獰猛な魚との混泳には向きませんが、メダカのような穏やかな魚との混泳は問題ありません。
ただ、それぞれに好みの水質が違うのでその点は注意が必要です。
中性~弱アルカリ性を好むメダカと、弱酸性を好むランプアイの混泳はできるだけ飼育水を中性域に保つといいでしょう。
ランプアイとメダカとミナミヌマエビ(ミナミヌマエビ隠れてる…) pic.twitter.com/ZzEX4syAb5
— ☆りな☆ (@Lina_o_0111) 2017年8月25日
まとめ
メダカもランプアイも飼育が簡単だからと言って同じ扱いをしていては元気に泳いでくれません。
小さな違いですがこまめに気遣い、仲良く混泳してもらえるよう気を付けてみてくださいね。