飼育が簡単なメダカは、繁殖もポイントを押さえれば簡単です。
ですが、せっかく卵を産んだのにいつの間にか卵が減っていたり、孵化した稚魚も減っていたり…といった経験をされる方もいるようです。
どうして消えてしまうのか、原因と対処法についてご紹介します。
卵が消えてしまう原因
メダカの産卵ですが、メダカは気に入った場所に産み付けるだけでなく、いつの間にか生んでいたということもあります。
そのため、卵の数が少ないと感じる方もいるようです。
また、飼育場所の地面が土だと、卵が土に埋もれてしまうといったこともあります。
そのほか、他の生物に食べられてしまったり、時には親メダカが卵を食べてしまうこともあります。
稚魚が消えてしまう原因
卵の場合と同様に、親メダカや他の生き物が食べてしまったり、エサや栄養が足りずに飢えて亡くなってしまうこともあります。
また、水槽の飼育でエアレーションを使っていると、水流でフィルターに吸われてしまう…といったことも稚魚が消えてしまう原因の一つとされています。
対処法
卵や稚魚が消えてしまう原因が分かったところで、対処法をご紹介します。
なかなかメダカがうまく増えない!といった方はぜひ試してみてください。
卵を産み付けやすいような場所を作る
メダカが暮らす環境や水槽の中に水草などがごちゃごちゃとしているとメダカの興味もあちらこちらに散ってしまい、卵もばらばらの場所に産み付けられてしまいます。
産卵シーズンは産卵巣だけにするか水草だけにするかして、メダカが卵を産み付けやすい状態にしましょう。
産卵したら水槽を分ける
親のメダカや他のメダカと卵や稚魚を一緒にしておくと食べてしまう可能性があります。
産卵されたら別々の水槽に分けて飼育するのがベストです。
エサはこまめに
稚魚が飢えないよう、エサは1日3回から5回ほどに分けてあげましょう。
またエサは市販のサイズだと稚魚には大きすぎて食べられません。
すり鉢等ですりつぶし、細かくしてからあげてみてください。
水流
水流があるとメダカが疲れてしまったり、フィルターに吸われてしまったりします。
稚魚のあいだは止めておきましょう。
まとめ
稚魚はとても繊細で、少しの変化やストレスも見逃してはいけません。
せっかく生まれた命ですから、成長しやすい環境を整えて、楽しく泳いでもらいましょう。
また、水温が下がると物陰でじっと過ごすこともあるので、いなくなったからと言って焦らずに、よく状況を観察してみることも大事だと思います。