趣味や鑑賞、癒しなど、皆さんは様々な目的があってメダカを飼育されることでしょう。
皆さんがメダカの飼育を検討するにあたり、懸念されることとして酸素の供給、水の濾過が挙げられることと思います。
では実際にどの程度水を濾過すれば良いのか、どれほど酸素を供給すればいいのか、メダカにとってよりよい環境で長く過ごしてもらえるよう考えてみたいと思います。
メダカは酸素がいらないって本当なのか?
結論から言いますと、エアレーション(酸素の供給)がなくともメダカの飼育は可能です。
但し、
- 過密飼育(水槽の広さに対して多すぎる数を飼育すること)をしないこと
- 植物プランクトンの多すぎるグリーンウォーターにしないこと
- 水槽は開口部の大きなものを使用すること
- 水温を過度に上げて酸素の量を減らさないこと
など様々な制約や手間がかかります。
メダカを飼育するにあたって十分な時間が確保できる方は酸素を供給しない飼育方法も可能ですが、飼育に十分な時間を割けないがメダカを飼いたい、という方は、多少コストがかかってしまいますが、エアレーションを行う装置を購入するのが無難であるといえます。
濾過の必要性について
メダカを飼育するにあたって水質を維持することは必要不可欠です。
ここで必要になるのが水の濾過、入れ替えですが、機械を使用する場合、水流を発生してしまうものもあります。
メダカは水流を好みませんので、濾過装置などで水流を生み出してしまうとストレスを与えてしまう可能性があります。
対策としては濾過の時間を区切り、濾過を行う時間と行わない時間を設けるなどして、メダカに休息の時間を与えることなどが挙げられます。
まとめ
メダカを飼育するにあたって酸素の供給や水の濾過は、飼育に十分時間を割くことができるならば機械を使用する必要はありません。
但し適切な環境で適切な数のメダカを飼育する必要があり、多少の知識も必要となってきます。
機械に頼らないメダカの飼育は愛情をたくさん注げる人向けの方法といえます。
一方で濾過や酸素供給を機械で行うことで、愛情を注ぐことは変わりませんが、メダカを飼う敷居は多少低くできるといえるでしょう。