元気なメダカのお腹というのはふっくらしていてツヤもあり、見ていてかわいらしいものが多いですよね。
メダカのお腹の中というのは実際はどうなっているのか気になるところもあると思いますので、今回はメダカの腹部の構造を中心に記事を書いていきたいと思います。
腹部内部について
メダカの腹部には、心臓、内臓、生殖巣、腎臓など体のありとあらゆる大事なものが包まれています。
お腹が膨れたり、しぼんだりするのは主に肝臓と生殖巣が影響しているからなのです。
位置は前のほうが肝臓、後方が生殖巣となります。
日々観察しているとわかるのですが、明らかに大きさが違うことに気が付くと思うので観察して、違いを楽しんでみましょう。
このような変化が見れるのはやはりメダカの魅力なのだと思われます。
太る時と痩せるときの腹部の変化
メダカは腹部に蓄えた養分で冬眠期間をやり過ごします。
冬眠期間は代謝をなるべく上げないように水底で水草の陰に隠れながらじっとしていることが多いです。
飼育している方は見たことがある方もいらっしゃるかと思いますが、冬の寒い時期に障害物の陰でじっとしているのは必要最小限のカロリーでやり過ごすためです。
そのため冬眠を終えたばかりのメダカは痩せてしまっています。
栄養が沢山あって太っているときのメダカの腹は肝臓に栄養が蓄えられますので、腹の前方のほうが太っています。
一方繁殖期のメスなどはホルモンの影響を受け、生殖巣が成熟し、大きくなってきます。
この状態になると繁殖が可能となり、産卵を行える状態になります。
産卵を行うにはエネルギーがいりますので、繁殖期のメスが確認できるようなら、餌をたくさん与えて、お腹が全体的にポッコリするまで待ちましょう。
この状態になれば産卵がいつでもできますよというサインになるかと思われます。
まとめ
お腹が膨れてくるのは産卵であったり、栄養が十分あるサインであったりと、生き物にとって望ましい状態であることが多いと言えます。
とはいってもやはり限度がありますので、過剰に養分を摂取させることは病気を引き起こすことがあるということを常に頭の片隅に置いておくようにしてくださいね。