メダカのオスには、動物ではありえない体の変化によって、産卵の時期を知らせる方法があります。
それが婚姻色と呼ばれるものです。
メスはこの変化を示すことはなく、あくまでもオスだけが魅せる期間限定の変化です。
では、婚姻色とは具体的にどういうものなのでしょう?
どのようなものか、ご紹介します。
婚姻色とは?
婚姻色というものは、メダカなどの魚類だけでなく、両生類、は虫類にも現れる表面上の変化を指すものです。
魚類の場合は、婚姻色を見せる大半が淡水魚とされています。
繁殖期になると現れるそれは、色彩や斑紋として見受けられます。
主な原理は雄性ホルモンとされていて、体の色は色鮮やかな虹色などに変化します。
鑑賞を楽しむ人もいるほど、綺麗な婚姻色は好まれているものです。
メダカの婚姻色
メダカのオスの婚姻色は、尾ビレなどに色がつきます。
婚姻色が出るのは、言うなればメスへのアプローチのようなものなので、暖かくなってきた季節になれば目でもよくわかるでしょう。
普段から色鮮やかなメダカですが、その婚姻色となればよりいっそう綺麗になります。
白メダカのように色の白いタイプの場合は、目立つ色合いとなります。
このように繁殖の時期になると婚姻色が現れるので、メダカを飼育する人にとっては、楽しみの一つと言えます。
メダカの繁殖について
婚姻色といえば繁殖です。
メダカの産卵時期は春から秋にかけてであり、春から夏の期間に産卵します。
飼育しながら繁殖させるには、きちんとした温度調節でメスの体調を管理しつつ、メスを別容器へ隔離させる必要があります。
数が多く入っている容器の中では、メダカたちが卵を食べてしまうことがあるのです。
水温は主に18℃~20℃であり、日照時間は1日約12時間となります。
地域で育つ自然のメダカには違いがありますが、飼育されているメダカはこの条件下の中で、産卵を迎えることができます。
婚姻色のオスを見届けた後は、メスのサポートを徹底することで繁殖へ望みを繋げることができるのです。
室内水槽のお気に入り2匹
上はフナみたいなヒカリダルマ
下は元が薄めの楊貴妃だったせいか婚姻色が目立ってより綺麗(* ॑꒳ ॑* )⋆* pic.twitter.com/Op4TTGJFIn— メダカ大好き折り紙スト (@OuqahyaBkJH5UAY) 2017年8月22日
まとめ
メダカのオスの婚姻色についてまとめました。
初めて飼育する人は、色が突然変化してしまい病気と疑ってしまうかと思いますが、安心して様子を見てみましょう。
産卵し、子を設けるメスとは違う魅力が、オスにとっては婚姻色の綺麗な色彩と言えるでしょうね。