知らない人にとってはちょっと衝撃的かもしれませんが、メダカのメスはお腹に卵がついたまま泳ぎます。
メダカの求愛行動や、産卵の方法、いつ産卵するのかなどについてまとめてみました。
メダカは産卵前にオスが求愛行動をとる
メダカは、かなり繁殖率が強い魚です。
水温を20℃程度に保つ、暗い環境にする、日頃の水替えや餌やりをちゃんとするなどの環境を整えてあげれば、かなりの確率で繁殖します。
繁殖行動はまず、オスがメスの前でヒレを広げ、求愛行動をとります。
すると、メスは並んで泳ぎ、体を交差させるような行動をとります。
このとき、メスは産卵し、オスは尻ヒレでメスの体を押さえてします。
産卵後はメスのお腹には卵がついたままになる
卵は、しばらくメスの体にくっついたままになっています。
メスは、卵をつけたまま泳いでいます。
卵には細い毛のようなものがついています。
この毛のようなものが、泳いでいるうちに水草にからみ、卵も水草にくっつきます。
繁殖行動の観察は早朝に
こうした繁殖行動は明け方に見られるので、早朝に観察するか、水槽に布などをかぶせておき、急に明るくすると、お腹に卵のついたメダカの様子などを見られるかもしれません。
また、夜は明かりを消してきちんと暗くしてあげましょう。
野生のメダカは春から夏に産卵する
水温が20℃近くで繁殖すると書きましたが、ということはつまり、野生のメダカが産卵するのは春から夏にかけてです。
それ以外の季節で産卵の様子を見てみたい場合は、ヒーターを使って水温を上げてあげる必要があります。
まとめ
メダカの透明な卵がメスのお腹についている様子や、水草に産卵する様子を観察してみたい場合は、ヒーターを用意してみるのも良いかもしれませんね。
メダカは冬になると活動しなくなってしまうので、一年を通して活動的なメダカを見ることができるでしょう。
早朝に早起きして観察するのが大変だという場合は、布を使ってメダカに早朝だと思い込ませて、様子を見られるといいですね。
メダカを増やすには、何よりメダカを健康に育ててあげるのが大切です。
他の条件が整っていても、メダカが健康でなければ繁殖は成功しません。
日頃の水替えや、餌やりをちゃんとやって、メダカを元気に育ててあげましょう。
これが、メダカを増やすのに一番大切なことです。