みなさん、メダカを飼ったことはありますか?
メダカは古くから日本人に親しまれてきた魚で、飼育も簡単です。
飼ったことのある方ならご存知だと思いますが、メダカをよく観察してみると、ヒレがいくつかついていることがわかります。
(もちろん他の魚類にもヒレがあります!)
今回は、そんなメダカのヒレについて、迫ってみたいと思います。
メダカのヒレの名前、その役割
メダカには5つの種類のヒレがついています。
それぞれのヒレの名前、役割、さらにオスメスによる違いなどをご紹介します。
そもそもヒレとは?
そもそも魚類の持つヒレとは、水中で動かし水をかいたり水流を制御したりすることによって、体のバランスを取るために使用される運動器のことを言います。
内部には骨や軟骨があります。
5つのヒレについて、詳しくみていきます。
エラの横にあるヒレ、胸ビレ
ヒレの中で一番顔の近くにあり、メダカの側面に左右一対についているヒレが、胸ビレです。
バランスを保つだけでなく、方向転換の時に使用します。
お腹にあるヒレ、腹ビレ
メダカの体の下、お腹に一つついているのが腹ビレです。
主にからだのバランスを保っています。
オスメスにより大きさと形が違う、背ビレ
背中の後ろの方についているのが背ビレです。
役割はからだのバランスを取ることですが、このヒレはオスとメスによって大きさと形が違います。
まず、オスはメスより背ビレが大きめです。
そして、オスの背ビレには根元に切れ込みが入っています。
オスとメスで微妙な差がある、尻ビレ
尻ビレは腹の後ろについているヒレです。
からだのバランスを保ちます。
このヒレもオスメスによる違いがあります。
オスの方が大きく、形は平行四辺形に近く、色は透明です。
一方メスの形は台形に近く、産卵期には色がややオレンジ色になります。
からだの一番後ろ、尾ビレ
からだの一番後ろについているのが尾ビレです。
このヒレは水平に泳ぐのに適した、台形のかたちをしています。
前進、後進の際に活躍します。
ヒレ長メダカについて
現在、ヒレ長メダカという、ヒレが長く成長するよう品種改良されたメダカが出回っています。
長いヒレで泳ぐ姿はとても美しく、通常のメダカよりも高価で取引されています。
まとめ
今回は、メダカのヒレに注目しました。
ヒレの名前、役割、オスとメスによる違い、さらにヒレ長メダカもご紹介しました。
みなさんも、メダカを鑑賞するときはぜひヒレに注目してみて下さい。