メダカとヒメダカ、原点は同じだといわれているこちらの2種類ですが、それぞれ少しずつ特徴や外見的な見かけが変わっているといわれているんです。
今回は、そんなメダカとヒメダカの雑種の特徴や色についてご紹介していきましょう。
メダカの色素
メダカと呼ばれているのは、野生のメダカのことで
日本に昔から生息しているのは、黒い体の色の黒メダカだといわれています。
黒メダカといっても見た目は、漆黒ではないんです。
黒メダカは、黒色色素と黄色色素を持っていることから、体の色は黒っぽい茶褐色に見えるといわれています。
ヒメダカの色素
黒メダカが品種改良されて生まれたヒメダカ。
黒メダカにある黒色色素はない代わりに、黄色色素は持っているといわれています。
また、ヒメダカは緋メダカともいわれ、名前が由来するように、赤色色素を持っているといわれています。
体の色は、赤っぽいオレンジ色に見えるようです。
メダカとヒメダカの雑種の特徴
メダカの持つ色素は黒色色素と黄色色素で、ヒメダカは黄色遺伝子と赤色遺伝子を持ちこの二匹を交配させると生まれてくるのは、黒いメダカになるといわれています。
その理由は、黒色の色を持つ遺伝子は黄色い遺伝子よりも優性となるためなのだといわれています。
そのため、黄色色素が無くなり黒色だけが残る黒メダカ、つまりメダカが生まれてくるんですね。
さらに、今度はその生まれてきた子供同士を交配させると、ヒメダカが生まれてくるといわれています。
その理由は、最初に生まれた黒い色素を持つ黒メダカの、潜在的に持つ黄色い色素遺伝子が優勢になり3:1の割合でヒメダカが生まれてくるといわれています。ただ、体の表面は黒色を持っている場合も多く、一見黒メダカと間違ってしまうことも多いといわれています。
ヒメダカなのに白や青っぽい模様があるのは?
ヒメダカなのに白い斑点や、青い斑点などの模様がみられるヒメダカも登場していますが、こちらも、ヒメダカとの持つ色素が影響しているといわれています。
ヒメダカはメダカの品種改良の先駆け的な存在で、かなり前から存在している品種なんです。
そのため、いろんな品種のメダカが交配を重ねられその個体がヒメダカ交配されている場合があり、見た目の色は黒なのに実は白や青などの遺伝子を潜在的に持っていることがあるんです。
例えば、ヒメダカと交配した黒メダカが実は、過去に白メダカと交配をしていたため、白色の遺伝子をもっていることから、生まれてきた子供は白い斑点が出てきたりすることもあるようなんです。
メダカとヒメダカの雑種の色
メダカとヒメダカの雑種の体の色は、黒色が優勢となることが多いといわれています。
黒色のメダカの品種を改良されて作られたヒメダカですが、潜在的には黒色が残っているため、黒色のメダカと黒色の色素の遺伝子を持っているヒメダカを交配するとまた、黒色が強く出てくるのでしょうね。
雑種のデメリット
メダカとヒメダカを交配させていっていろんな模様や姿の美しいメダカが生んで楽しむとき注意をしたいのは、メダカ同士の相性もあるといわれています。
無理に混泳させるとお互いストレスを感じてしまい弱ってしまうこともあるようです。
また、雑種は弱い場合が多く寿命があまり長くないのも特徴だといわれているんです。
まとめ
いかがでしたか?
メダカとヒメダカの雑種の特徴と色についてご紹介しました。
ヒメダカとメダカの雑種は黒色の遺伝子が優性になることから見た目は黒い体の黒メダカが生まれるようになるんですね。
また、次の子供は体が黒いヒメダカが生まれることになるという面白い現象があるようですね。