卵の交配による新種のメダカ。
メダカブームを引き起こした「楊貴妃メダカ」や、それに並ぶ「幹之(みゆき)メダカ」が代表種です。
そんな品種改良メダカについて調べてみました。
品種改良メダカとは?
品種改良メダカというのは、奇跡的に産み出された色や特徴を定着させるために様々な試行錯誤を重ねて作り上げたものです。
人為的に作っているので、大半は自然界では生きていけない品種が多いです。
例に挙げると、みゆきメダカや楊貴妃メダカにも種類として存在する「ダルマめだか」というメダカがいます。
ダルマめだかはお腹がぷっくりと出て胴が短く、お尻をふりながら泳ぐ姿がとっても愛らしく人気の品種です。
しかし、そのシルエットから素早く泳ぐことは出来ず、餌もゆっくりとしか食べられません。
繁殖についてもうまくいかないことが多く、故に、人の手なしでは生きていけない品種なのです。
卵の交配の仕組み
交配の仕組みを語るに「メンデルの法則」は避けて通れません。
噛み砕いて説明しますと、
- 遺伝子には優勢と劣勢がある
- 優勢と劣勢が組み合わさった場合、優勢遺伝子が発現する
- 優勢と劣勢を組み合わせた以上、発現はしていなくても必ず遺伝子を持っている
この3点を頭に置いておいてください。
みゆきメダカを例に挙げ、青みゆきオスと白みゆきメスを交配させたとします。
- 優勢遺伝子は青、劣勢遺伝子は白と考えられています。(光のグレードについては触れずに説明します)
- F1(子)は全て優勢遺伝子である青が発現します。
- F2(孫)は4分の3で優勢遺伝子の青、4分の1で劣勢遺伝子の白が発現します。
このように、F1(子)は白が発現しなかったとしても、確実にF2(孫)には白の遺伝子を引き継ぎ、発現することがあるというわけです。
みゆきメダカのようなメダカを作ることは可能?
メダカはまだまだ未知の可能性を秘めています。
誰にでも新種のメダカを生み出すチャンスは平等にあります。
突然変異で、過去に受け継いだ遺伝子が突如現れることがあるわけです。
特にみゆきメダカは突然変異が起きやすい品種だと言われています。
このみゆきメダカから派生させて出来る新種が現れることも夢ではないですね!
みゆきメダカの幼魚の選別漏れ容器から早熟フルボディ現る!1円玉サイズでこの体外光は将来性ある(ノ*ˇ∀ˇ)ノおぉ♪ pic.twitter.com/17bKJliGMo
— ☆ツララ☆釣りGirl好き (@SMoncheri) 2017年8月23日
まとめ
今回はみゆきメダカを例に、卵の交配について説明しました!
なかなかこういった法則についてはとっつきにくいですよね。
しかし理解していくとこれがまた、面白いものなのです!
これがきっかけで品種改良に興味を持って頂けたらとても嬉しいです!