メダカは飼育方法が簡単で、室内で飼う魚の一種としては家庭でも手に入りやすい魚です。
小学校では教室で飼育していたところも多いのではないかと思います。
そんなメダカですが、稚魚が孵化するまでの様子については小学生の自由研究の対象になりやすいほど、観察に適しています。
産卵から孵化まで、卵の特徴についてまとめました。
細胞卵の見た目の特徴
メダカの卵ですが、メスのメダカのお腹についている段階ではまだ無精卵か有精卵かは見分けられません。
その為細胞卵をきちんと観察できるのは水草等に産み付けられてからになります。
ではその細胞卵の特徴についてです。
卵の形はほぼ球形、直径は約1.5㎜で透明に透き通っています。
透明なので稚魚が成長する過程もしっかり見ることができますね。
沈降性があるので水草等に産み付けられなければ水の底に沈みます。
水草にしっかり付着できるよう卵にはたくさんの細毛付着糸と呼ばれる長い糸がついています。
見た目以外の特徴
見た目の他に、卵のやわらかさも特徴の一つとして挙げることができます。
細胞卵ですが、意外としっかりとした硬さがあり、手のひらに乗せて指で転がしても簡単には割れません。
一方無精卵は割れるくらいのやわらかさです。
最大の特徴、卵の色
見た目の特徴でも紹介した通り、メダカの卵の最大の特徴は透明であることです。
接合してからどんな順番でどのように体が作られていくのかといった事や、心臓がどのように動いているのか、血液がどのように行きわたっていくのかを見ることができます。
孵化するまで透明なので、卵の中の動きを観察することも可能です。
成長が進めば卵の中の稚魚が活発に動き始めるので、ぜひ見てみてくださいね。
めだかの卵♪
もう目が見えますねw pic.twitter.com/HWEZkedQCI— あち助 (@CWpra4) 2017年9月5日
まとめ
メダカの卵の特徴を知れば、どんなに観察に適した魚なのかがわかります。
せっかく繁殖させるのであれば、ぜひ観察してみてください。
特に心臓ができた後がおすすめです。
小さな心臓が一定のリズムで動く様子は生命の不思議さを感じることができますよ。