皆さんは、メダカを飼ったことはありますか?
また、繁殖に挑戦したことはありあすか?
繁殖させるには、卵を正しく育てなければいけません。
今回はメダカの接合、卵の採取、育て方、さらに孵化の方法や注意点についてご紹介します。
産卵から新しい命の誕生まで
それではメダカの産卵から卵の採取、育て方から孵化までの流れ、そして飼い主がやるべきことなどを見ていきましょう。
出産、接合
産卵は大量のエネルギーを用います。
健康に産卵させるには、まず親メダカを健康な状態にするため、栄養価の高い餌を与えましょう。
出産が近づくと、オスが尻ビレでメスを抱え込み、刺激を与えます。
オスの刺激を受けメスが産卵すると同時にオスが体液を出します。
母親メダカが健康な体であれば、一日に20~30個の卵を産卵します。
卵の採取、隔離
メダカは卵を産卵した後、しばらくの間はメスが卵をお腹にぶら下げたまま泳ぎ、その後母親は卵を水草に産み付けます。
しかし、卵は他のメダカから餌として狙われる可能性があります。
確実に卵を育てたい場合は、卵をお腹につけた母親メダカから、綿棒などを使って卵を採取しましょう。
メダカの卵は細胞卵ならそう簡単につぶれたりはしないので、指で採取しても大丈夫です。
直接採取しなかった卵が水草などに産み付けられているのを確認したら、水草ごと隔離しましょう。
卵の育て方、孵化
卵を採取、隔離したら、孵化させるために育てます。
まずは浅いトレーなどの容器を用意します。
ここに卵の付いた水草を入れます。
この時のトレーには水を2㎝くらいの深さで入れると良いでしょう。
なるべく酸素が水中に溶け込みやすくするため、浅く水を入れるようにしましょう。
また、卵が孵化するまでは水道水を使いましょう。
水道水に含まれる少量の塩素が、卵の消毒に効果的なのです。
卵は弱く、水カビにやられてしまう危険があるので、水道水で消毒する必要があるのです。
その後卵は1,2週間で孵化し、稚魚が生まれます。
まとめ
今回は、メダカの産卵、卵の採取、隔離と育て方、さらに孵化までについてご紹介しました。
卵の正しい育て方、孵化の仕方を覚え、繁殖に挑戦して見ましょう。