メダカは実に様々なものを食べる雑食な生き物と言われています。
飼育方法としても水草などの身を隠せる障害物や、餌があればどこででも生きられると言われているほど、非常に飼いやすい魚の一種です。
しかし、好き嫌いせずに食べるとはいえ、メダカにも欲しい餌はあることでしょう。
餌の種類や必要な成分など、それらを知り、よりメダカのことを理解した上で育てましょう。
メダカの餌とは?
メダカは自然環境の中で生きる魚ですので、ボウフラ、植物の葉、ミジンコといった動物プランクトンを餌としています。
そういった自然界の餌を、飼育する際も活用することができますが、メダカにも個人差があり、すべてのメダカを同じ餌で統一というわけにはいきません。
一度試した上で見極め、メダカの喜ぶ食事を提供することが欠かせないでしょう。
餌の種類
メダカの餌には大きく分けて、2種類があります。
まずは、自然界では主食となる活餌です。
活餌には、糸ミミズ、アカムシ、ミジンコ、エビの一種であるブラインシュリンプなどがあります。
非常に栄養価も高い上、天然ものを採取してくれば、餌代を浮かせることも可能です。
もう一つの餌は、人工餌と呼ばれるものです。
メダカ以外にも活用されるこちらは、もっとも馴染みやすい餌といえるでしょう。
人工餌にも種類があり、フレーク、クランブル、ベレットの3種類に分けられます。
こちらの人工餌の利点としては、冷蔵することもできるため、活餌よりも長持ちさせることができる点です。
また、フレークタイプの人工餌は水に浮くので、メダカも食べやすく、飼手もメダカがきちんと食事をしたかがわかりやすくなっています。
餌に含まれる成分とは
メダカの餌に含まれる成分には、栄養価が高く、産卵のために様々な要素が盛り込まれています。
その成分は製品によって差異があり、基本的には粗蛋白質、粗脂肪、粗繊維、粗灰分、カルシウム、水分などが挙げられます。
市販されている人工餌の成分も、大きな違いなどはありません。
しかし、原材料は異なり、メダカにとってはその味に違いはあるようです。
まとめ
メダカの餌についてまとめました。
餌の特徴を知らずにメダカへあげてしまうよりも、餌が水槽を汚さないか、コストがかからないか、長期保存できるかなども考慮して、適した餌を選ぶとよいでしょう。
また、成分を知ることで、メダカに健康的な生活を提供し、長く生きてもらうことも、一緒に暮らす第二の家族への優しさですよね。