明るい部屋の澄み切った水槽の中を泳ぐメダカって、見る人の心まで豊かにしてくれますね。
特に目覚めた朝、カーテン越しの光の中を泳ぐ一瞬の雰囲気は何物にも代えがたい清涼感があります。
でも、どこにメダカがいるのか見つけにくコケの入った茶色っぽい水槽、メダカを愛する人にとって何とかしてくださいって思いですよね。
メダカにとって、水槽の中のコケの発生原因、コケがもたらす影響そしてコケの掃除方法について考えてみたいと思います。
コケはなぜ増えるの?
「はい、これがあなたの棲家ですよ」と買ってきたメダカに喜んでもらおうと準備した水槽なのですが、一時するとすぐにコケが生えてきてメダカに元気がなくなったようだと悩んでいらっしゃる方が多いのですね。
コケという根も葉っぱもない生物に共通している単細胞生物の特徴は、水の中に浮遊している栄養分を吸収して増えていくということを理解しておくことが大事です。
コケが増えるのを抑えるには?その1
メダカを水槽に入れてしばらくすると、茶ゴケが発生し始めたのに気づくと思います。
お気づきのように茶コケ発生の原因は単細胞生物のコケの好物の養分が増え始めたという危険信号なのです。
養分の増える原因はあなたのメダカへの愛情が生んだ産物でもあるのです。
過剰な餌と、餌を食べた結果メダカの糞の量も増えるという悪循環がコケの養分を増やす原因ととなっているのです。
コケが増えるのを抑えるには?その2
一回に与える餌の敵量と、水草への肥料の敵量も大事な対策になります。
餌を与える時間が決まってくるとわかると思いますが、餌を与えて上に浮いているあいだに食べてくれればいいのですが、食いきれずに残した餌が水に溶けてしまった分、これが単細胞生物の(コケ)の栄養分になってしまいますので、一回に与える餌の量は水草の肥料の量とともに十分に気を付けたいものです。
適当な餌の量としての目安は、一日2~3回に分けて、一回に与える量は約3分くらいで食べきる量が良いと言われています。
コケの影響とコケの掃除には?
コケの発生はメダカにとって生活環境が乱されることは分かってきました。
寒さに弱いメダカは25℃から28℃くらいの水温を好み、そのため毎年水温が上がる5月から9月にかけて水面に顔を出して餌を求め、産卵をしたり子育てなどの活動をはじめます。
この時期の過剰なコケはメダカの産卵とメダカの子の成長に大きな悪影響があります。
メダカにとって常によい環境を保っていくためには、過剰な栄養となるものを減らすことや、ヤマトヌマエビなどを一緒に飼育して水槽の掃除をさせることが過剰な栄養分の除去に大きく貢献してくれます。
できるだけ水槽の中の状態を観察して、元気のあるメダカ育成管理にに取り組んでください。
まとめ
メダカにとって、過剰栄養分がもたらすコケ。
コケの発生のメカニズムとコケさえなくなれば、メダカを飼う人の気持ちとメダカのイキイキした活動が一致した住環境が整いそうですね。
人間にとってもきれいな空気が必要なように、メダカにとっても澄んだきれいな水は、メダカの肺の中まで清々しさが行き届き、泳ぐメダカの様子に心まで和まされそうです。