飼育方法が簡単で家庭でも飼いやすいメダカですが、実は繁殖させるためには何点かポイントを抑える必要があります。
卵が少ない原因やメダカが産卵しやすい環境についてまとめました。
メダカの繁殖
そもそもメダカは繁殖力の高い魚で、1回の産卵で10個ほどの卵を産みます。
産卵しやすい環境さえ整っていれば繁殖させるのは難しくはない魚なので、「いつの間にか大量に増えていた」といった経験をされた方もいるかもしれません。
産卵の時期ですが、通常だと春から夏の暖かくなってくる時期に産卵シーズンを迎えます。
外で飼っているか室内で飼っているかなどの環境にもよりますが、水温が20度を超えてくると産卵時期に入りやすいと言われています。
卵が少ない原因と対処法
さて、そんな繁殖力旺盛なメダカが卵をあまり生まなかったり、うまく繁殖ができないといった場合、以下の原因が考えられます。
それぞれの対処法で、メダカに良い環境を整えてみてください。
メスのメダカの過抱卵病
過抱卵病とは、メスのメダカが卵を多く抱えてしまう状態のことです。
メスの産卵の準備が整っていても適切なオスがいなければ、お腹が膨れすぎてメスが亡くなってしまいます。
また、メス1尾に対しオス1尾だと相性が悪かった時に繁殖につながりません。
そのため、オスは多めに用意しておくと良いと言われています。
水量が足りない
産卵を促すにはオスがメスを追いかけて泳ぐことになります。
そのため、水槽もきちんと泳げるような水量が入るものがベストです。
水1ℓに対し1尾を目安に水槽を選んでみてください。
水温が低い
メダカの産卵シーズンは暖かくなってくる春から夏にかけてです。
水温は25度前後がちょうどいい水温なので、一定に保つようにしましょう。
日照時間が足りない
メダカ飼育には太陽の光も必要になります。
特に産卵を促すには日照時間が13時間ほどあれば良いとされています。
太陽の光を当てることができない場合は照明でも大丈夫です。
8時間から10時間ほど照らすとより産卵しやすくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
メダカは飼育方法が簡単な魚とはいえ、きちんと環境を整えないと産卵してくれません。
メダカの家族が増えるよう環境には注意してみてくださいね。