野生のメダカは場所によって塩分が濃く高い場所にいることがありますが、だからと言って調子が悪いメダカに対して塩浴をするために水槽の中に多めの塩を入れることは決してやってはいけないのですが、体調が悪い場合適度の塩浴で病気などを整えてあげることはよいです。
塩水治療にメリットとデメリットは?
病気にならないようにするためや、治療のために使う場合は、いきなり濃い塩水に入れるのではなく、メダカが慣れて行けるようゆっくりと塩分を調節して高めていくとよいです。
だいたいのメダカは2週間程度で2分の1くらいの塩水に適応しますが、ダルマメダガのように品種改良されたメダカは基礎体力があまりないので、そのようなメダカの時は使わないほうが良いのです。
同じ塩水を使う場合では、人間が使う食塩水ではなく、売られているアクア用を使うことをお勧めします。
塩水を使う場合は、必ず水槽を分けて使うことが必要です。
塩水は水草を枯らしてしまったり濾過バクテリアという菌類に悪い影響を与えてしまいます。
そのため今まで作ってきた環境を壊しやすくなってしまうのです。
バクテリアの菌類から悪影響を受けるため一時的とはいえ濾過機能が働かなくなってしまい水槽の水が悪化してしまう危険性があるので、十分に注意をするのと同時に必ずろ過を使う水槽ではエアレーションをすることをお勧めします。
水槽の隔離をするのはなぜ?
水槽の中にある無害にアンモニアイオンが少なくなり、猛毒のアンモニアが増えてしまうので、その場合は、一度水槽の水を取り替えてアンモニアの量を減らすことがよいです。
減らすことでメダカにとって危険性が減ります。
隔離をする水槽がないということは、今まで生きていたバクテリアを含む様々な菌類の動きも一時的ですが、下がってしまうため、水の質も悪化してしまいます。
こまめに水を取り替えたり、エアレーションをするなどして水を止めないようにすることが重要となります。
これらのことを考えるとやはり隔離をする水槽を用意したほうが良いことがわかります。
高い水槽を買うとなると大変になるので、100均などで売っているバケツやタライなどでも構わないのですが水を多く入れられる容器のほうが良いです。
水が少ないとすぐに水質が悪くなってしまうのでなるべくたくさんはいる容器がおすすめとなります。
塩水の濃度は?
塩浴をさせる時は、なるべくストレスが溜まらないようにすることが大切なのです。
メダカと隔離をした水槽を頻繁に行ったり来たりを繰り返すと負担もかかります。
元の水槽に戻すときは体調がよくなり、元気になってから戻してあげることでリスクも減りますので、必ず回復をしてから元の水槽に戻すことを忘れずに行ってください。
この塩水浴の濃度は0.3~0.5%が一番望ましいといわれています。
最初は0.3%の濃度を数時間とし少しずつ0.5%まで引き上げていくことでメダカにダメージを与えず水の変化にも緩やかにしてショックを与えずにすることが大切です。
日にちで言えば、半日から1日くらいの時間を目安としてゆっくり慣れさせてあげてください。
水の量は1リットルに対して0.5%にしたいときは塩を5グラムと入れる計算となります。
その時には飼育水槽の水温にも関係してくるので、中和剤などを使いカルキ抜きをすることも必要です。
まとめ
今回は、メダカに塩水治療が良いのかをまとめました!
どんなに塩水での治療がよくても、濃度が濃すぎてしまうと返って弱らせてしまいます。
適度な濃度でメダカを元気にすることで、いつまでも癒しの相手になります。