小さな体、愛くるしい目、そしてその飼いやすさから、古くから日本人に親しまれてきた魚、メダカ。
最近では鉢にビオトープを作って屋外でメダカを飼う人も増えてきていて、私たちの生活において身近なものになっています。
でも皆さん、メダカについてどのくらいご存知ですか?
どうして「メダカ」というか、知っていますか?
今回は、メダカの名前や日本人に愛されてきた歴史を、ご紹介します。
メダカの名前、その歴史
それでは、メダカの名前の由来、さらに地方による呼び方の違い、そして日本人とメダカの歴史について詳しく見ていきましょう!
メダカの名前の由来
メダカは、漢字で書くと「目高」とかきます。
つまり、目が高い位置についてることが名前の由来なんです。
その目の位置の高さから、メダカを食べると目が飛び出る、なんて言い伝えがあった地方もあるらしいですよ。
もちろん、あくまで迷信で目が飛び出ることはありませんよ!
地方によるメダカの呼び方の違い
メダカは、地方によって様々な呼び方があります。
- 青森県では「アソビジャコ」
- 秋田県では「アカサンビザッコ」
- 岩手県では「キアガリコ」
- 山形県では「メダコ」
- 宮城県では「アスビザッコ」
- 福島県では「ザッコ」や「ハリミズコ」
- 茨城県では「ウキツメコ」
- 群馬県では「ウキョンゴ」
- 埼玉県では「ウキメンコ」
- 千葉県では「アビッコ」
などと呼ばれているそうです。
メダカと日本人の歴史
メダカは、日本に昔から住んでいた魚です。
そのメダカを改良した最も古い品種が「ヒメダカ」で、江戸時代よりはるか昔に誕生していたようで、当時特権階級の一部の人の間で人気があったそうです。
ですが、当時は今と違って田んぼなどに大量にメダカがいたことや、その体の小ささから、あまり商品価値は高くありませんでした。
そのため、江戸時代などでは、メダカよりも金魚の方が観賞魚として愛されていました。
実は、メダカの飼育が最も盛んな時代は、現代だと言われています。
数が激減し、絶滅危惧種に指定され、注目を浴びたことから、飼育ブームに火がついたのです。
まとめ
メダカの名前の由来、地方による名前の違い、そしてその歴史について詳しく見てきました。
少しでもメダカへの理解が深まって頂けたなら幸いです。