メダカの産卵・子孫繁栄にかかせないことに、求愛があります。
そう、メダカにもプロポーズがあるのです。
求愛ダンスの時間帯
求愛ダンスの起こる時間帯としては、朝の明け方から7時~8時くらいまでの時間帯です。
日の沈んだ夜だと、求愛行動は起きません。
メダカの求愛ダンス
- オスが好みのメスを見つけると早速、求愛行動(ディスプレイ)を始めます。
- 頭を下げてメスの下に入ります(お腹ぷっくり、丸まる美人が好みのようです)。
- 次にメスの下でクルン、クルンと何度も回ったり、メスの目の前で斜めに円を描くように回ります。
- そうしたらオスの特徴である大きな尻ビレと切れ目のある背ビレでメスを抱きます。
- 両想いになると、メスは動きを止めてオスを受け入れます。
- オスはヒレでメスの体を包み込み、尻ビレを細かく震わせてメスに刺激を与え、産卵を促します。
求愛ダンス失敗?
でも、全部が全部成功するわけではないのです。
メスにも好みがあるので、必ずプロポーズが受け入れてもらえるとは限りません。
求愛のダンスでメスに断られたら求愛、失敗です。
求愛してきたオスが好みじゃないは時、メスは頭を上げて「嫌」と言います。
断られたオスはどうする
メスに拒否された場合でも、追いかけたり、メスの前を反転して元の体制に戻って、執拗に誘います。
メダカは特定のメスを選ぶ事は無い様で、複数のメスがいる場合、目に付いたメスに近づいて行きます。
メダカ界にも例外がいて、ストーカー化をし、メスに攻撃をするオスもいたりします。
あまりしつこくストーカーされるとメスがまいってしまうので、こんなときは、オスを隔離しちゃいます。
求愛をうまく成功させるコツ
オスを透明の容器に入れて、メスからオスが見えるように水槽の外に置きます。
これを「お見合い」といいます。
で、この状態のまま一晩置きます。
そしてその状態でオスをメスと一緒にさせると、オスはメスの近くに行って前を泳ぎ、求愛ダンスを踊ります。
そしてタイミングを見てメスに抱きつくのですが、メスはほぼ拒否しません。
事前にオスとメスのメダカを「お見合い」をさせておくと、このカップル成立がすんなり行くのです。
まとめ
メダカにもオス・メスに好みがあり、お互いの意思が一致しないと恋愛成就しないのですね。
おもしろいですね。
お見合いもありますし!
メダカの恋愛、奥が深いものを感じます。