メダカの飼育に慣れてくると、繁殖させたいと思う飼い主さんも多いと思います。
実はメダカは、お魚の中でもトップクラスで繁殖が容易な魚です。
今回はメダカの産卵と孵化に最適な光調節のコツについてまとめます。
なぜ光調節が必要なのか
メダカは水温と日照時間に左右されやすい魚です。
今自分が置かれている環境が、卵の孵化に適しており、稚魚が大きく育つために適しているかどうか、水温と日照時間で判断しているのだと思います。
厳しい自然界に生きていく上で必要な能力といえます。
産卵に必要な光調節
メダカの繁殖活動に必要な日照時間は13時間と言われています。
つまり、春~夏頃は自然に任せても十分日照時間を確保できるため、日光の当たるところに水槽を設置していればよいということになります。
夜が長くなる秋頃からは、照明器具を使って日照時間を伸ばすことで、産卵をさせることができます。
ただし、日照時間が長ければよいということでもなく、適切な時間でないとメダカは産卵しません。
自然界と同じように、日中は光をあて、夜は照明を落とし、メダカの生活リズムを壊さないようにしてあげる必要があります。
水温が適温(18度以上)であることと、日照時間が十分であれば、適齢期のメダカは、毎日のように20~30個ほど卵を産むようになります。
孵化に必要な光調節
メダカの孵化に必要な日照時間は、産卵よりも少し長く14時間と言われています。
こちらも、春~夏頃は自然に任せても十分日照時間を確保できます。
日照時間が足らないことが長く続いてしまうと、有精卵だったとしても、成長が止まってしまったり、卵に白いカビが生えてきて亡くなってしまう事がありますので、注意が必要です。
必要に応じて照明器具を使って日照時間を確保するようにします。
4日~5日後には黒っぽい目がわかるようになり、早ければ約10日後には孵化が始まります。
飲みから帰宅したらメダカが5.6匹孵化してたーϵ( ‘Θ’ )϶ pic.twitter.com/1DzBjIcfkG
— なおちゃんだよ*\(^o^)/*1日対盤 (@aikonaoco) 2017年8月18日
まとめ
今回は、メダカの産卵・孵化とそれに必要な日照時間について紹介しました。
メダカを屋外のビオトープで飼育している場合は、日照時間についてあまり気にし過ぎることはないかもしれませんが、屋内の水槽で飼育している場合は、水槽の設置場所を見直す必要があるかもしれません。
どうしても光の当たりにくい場所に設置せざるを得ない場合は、照明器具を設置して光の確保に努めてください。