メダカを飼育していていると、メダカの持つ小型魚類ということでの可愛さ、飼育方法が簡単であるとか、産卵させて孵化させて稚魚になり、稚魚から成魚になるまでの期間が順調なものとか、同じくいくら期間が経っても成長が遅かったりするものなどと、この成長過程の心配はまるで人間の赤ちゃんが可愛く成長するのを見守っている、そのものですね。
メダカの成長の流れ
水温が23℃を超えて25℃くらいになって、いわゆる水ぬるむ時期になると産卵が始まります。
透明な丸いきれいな卵を水草の影や根っこのひげなどにくっつけて産卵していますね。
一度に20個くらいの産卵をしています。
じーっと観察していると卵の中の胚芽の変化も見て取れますね。
そして産卵から10日くらい経過すると感動的な一瞬をみれます。
そうです。
稚魚の孵化、メダカの誕生ですね。
生まれた赤ちゃんが這うようになったら立って、立ったら歩めと、親として愛情を注ぎますが、メダカの場合もうまく餌を食べて大きくなーれと期待が膨らみます。
稚魚になって一か月を経過してくると、早いものは大きさも1センチを超えてきます。
さらに1ケ月過ぎて約2センチくらいに、3か月目くらいには3センチ程度の成魚になります。
この期間が最も楽しみでもあり、心配する期間にもなりますね。
成長の遅い子もいます
順調に3か月くらい経過して3センチの成魚を迎えることができるのは何割くらいでしょうか。
片や2センチの大きさまで育った者がいると、一方にはまだ1センチまでしか成長しない成長の遅いものもいます。
そして小さいものは気づかないうちに見つけることができなくなってしまうのもあるようです。
生物の世界の厳しさなのでしょう。
一般的には、約3センチの大きさになると成魚となったと言えます。
成長の差、個体の差があり、大きいものでは5センチていどまで大きくなりますが、約4センチくらいをメダカの標準的の大きさと呼んでいるようです。
まとめ
メダカの成長過程を見ていると、生物の生きるための生存競争も垣間見えますが、飼育する立場で見る時は人が子供を育てる時とまったく変わらないですね。
育ちの遅い稚魚には孵化して何日目だとか日記に記して、どんな餌を与えたらよいかなど対策を練ったりします。
それと成長に欠かせないものが太陽の光線です。
たとえば、いくら室内の強いライトを当てて育てたものと、たまにベランダとか縁側に出して太陽光線に当てたものと比べた場合でも、はるかに太陽光線が受けたほうが成長への効果は格段の違いが出てきます。
これはメダカに直接当たる光線のほかに、水中にあるコケやプランクトンなどが受容してそれらの滋養分が増えることからメダカの成長への影響も大きいといわれます。
自然の力の偉大さでしょう。