ビオトープは餌やりも掃除もほとんど必要ありません。
水槽の掃除は大変なので、ビオトープは室内飼育に比べて管理がとても楽です。
ただ1年ほどたつと、水槽がコケで見えなくなる場合や底床材が汚れてくることがあります。
あまり汚れてきた時は掃除をする必要があります。
メダカのビオトープの掃除はどうやってすればいいのでしょうか。
掃除の方法を調べてみました。
ビオトープの掃除方法
ビオトープの掃除方法を見てみましょう。
- メダカと植物を別々の容器に移します。
- 底床材は汚れているので新しいものに入れ替えます。
- 古い底床材を全て取り出しましょう。
- 容器を空っぽにしたらよく洗います。(この時に熱湯で洗うと虫を駆除できます)
- 洗い終わったら、新しい底床材、水草、新しい水を入れます。
- メダカは環境の変化が苦手なので、水合わせをして戻してあげましょう。
ビオトープの掃除後は水合わせが大切
メダカは環境の急な変化に弱い生き物です。
今まで住んでいた水質から全く違う水質の場所にいきなり移動すると弱ってしまいます。
ビオトープの水槽を洗った後は新しい水に入れ替えるので、今までいたビオトープの水質と掃除をした後のビオトープの水質が全く変わります。
そこへいきなりメダカを入れてしまうとメダカがびっくりして病気になってしまう事もあるので必ず水合わせをしましょう。
メダカの水合わせの方法
- メダカを今まで住んでいた水と一緒にビニール袋に入れます。
- そのビニール袋のまま、掃除後のビオトープの水の中に浮かべて1時間ほど時間を置きます。(こうすることで水温を馴染ませます)
- 次にビニール袋に少しずつ新しい水を入れていきます。
- だいたい袋の半分が新しい水になるくらいにしたら、更に10分ほど時間を置きます。
- 中の水を1/3ほど捨てて、同じ作業を2回繰り返します。
こうする事で徐々に新しい水質に馴染ませます。
その作業を終えたら新しい水槽にメダカを入れましょう。
この時にビニール袋に入っている古い水は混ぜないようにしましょう。
掃除をしてくれるヒメタニシを入れよう
水槽の中で飼育するだけで掃除の役割をしてくれる素敵な生き物がいます。
ヒメタニシというタニシです。
ヒメタニシは苔を食べてくれるのでビオトープの中の苔防止に最適です。
ヒメタニシに適した水温、水質はメダカとほぼ同じなのでメダカと一緒に飼育できます。
ヒメタニシ以外の貝類は苔を食べてくれても貝が出す糞によって水質が汚れてしまう事があります。
ところがヒメタニシは濾過摂食が出来るので、糞から水質を汚す栄養塩を出しません。
水質浄化に最適な生き物として注目されています。
メダカ。初期の子らはだいぶ大きくなってきた。お掃除部隊としてヒメタニシ投入したけどどこにいるかわからん。 pic.twitter.com/XPmhQp4D8s
— 筒井大介(野分編集室) (@dtsutsu11) 2017年7月19日
まとめ
メダカのビオトープの掃除方法について見てみました。
ビオトープも年に1.2度くらい様子を見て掃除しましょう。
掃除する季節は春先が良いでしょう。
掃除した後は水合わせをしっかりしてメダカを弱らせないようにすることが大切です。
また、ヒメタニシを入れると苔が発生しにくいので掃除する頻度を減らせるかもしれません。