最近はメダカの飼育法が確立され、品種改良により様々な種類のメダカが見られるようになってきました。
通常の薄い黄色のようなメダカ以外にも斑点模様であったりオレンジ色であったりとそのカラーバリエーションは豊富になってきました。
今回はそんなメダカの色素に関する内容を書いていきたいと思っています。
色素胞について
メダカの皮膚は僧正の構造をしており、表皮層の下に真皮層というものを持っています。
この真皮層は私たちの体でいうと指紋を形成しているものであります。
指紋は指を怪我して皮がめくれても変わりませんよね。
それは指紋を形成している皮膚が傷ついていないからです。
メダカはこの真皮層に様々な色素を持っていて、住んでいる環境に応じて体色を変える能力をもともと持っています。
体色を変化させる条件は環境の色彩や明暗の要素が大きいようです。
遺伝子が与える体色への影響
多くのメダカが持つ色素胞は、黄色、虹色、黒、白の四つとされています。
言われてみるとお腹の周りは銀光に見えますが、よく見ると様々な色に見えます。
黄色も黒も体全体や目の部分に点在しており、このように言われるのも納得できます。
ですが、中にはもちろん前述の4色以外にも色素を持つメダカもいます。
もし一風変わった体色のメダカを育てたいのであれば、この違う色素を持ったメダカとほかのメダカを掛け合わせ、異なる遺伝子と色素胞を持った個体を生み出すのが良いでしょう。
いわゆる品種改良というものですね。
色の濃いメダカというのは色素が均一に分散しているメダカで、淡いメダカはその逆で色素が体の一部に集中している種類となります。
この二種を掛け合わせると違う色の淡いメダカが産まれたり、はたまた全く違う模様のメダカが産まれたりするかもしれません。
いずれにせ遺伝子の複雑な作用で体色は決まると言えるでしょう。
メダカが空前のブーム…マジかー。1匹10万円とか凄いことに。うちのは農薬試験場生まれと貰った楊貴妃メダカ、その掛け合わせだけだけど… pic.twitter.com/5AkGDqn3Qo
— 鈴之助 (@dokadera) 2016年10月20日
まとめ
なかには青色という珍しい体色をしているものもいるとのことです。
様々なメダカの組み合わせを試して、珍しい模様のメダカが産まれれば、飼うのがきっと楽しくなってくると思います。
こういったことができるのもメダカを飼う楽しみなのかもしれませんね。